MBI Foreign Affairs MBI Event Home
【第36回 Foreign Affairs 研究会報告】
(2018/7/19)

2018年7月19日午後6時から、東大本郷キャンパス内にある伊藤国際学術研究センターの教室で、第36回のForeign Affairs(FA)研究会が開催され、29名が参加されました。



司会する川内清隆さん(4期)



FA研究会を代表して挨拶する小川哲夫さん(7期)


今回はFA研究会の特別講演会で、ロシアがご専門のNHK解説委員の石川一洋氏、政治・外交ご担当のNHK政治部記者・解説委員の岩田明子氏を招いて「日ロ交渉を日本ロシア双方の視点から語る」と題して、お二人に語っていただきました。

先に石川氏から「どこに向かう・プーチンのロシア」と題して基調講演があり、@プーチン圧勝の要因、A4期目のチャレンジ、B北極海とインド太平洋、C安倍・プーチン首脳外交の意味などについて解説していただきました。



講演する石川一洋氏


次に岩田氏から森首相から続いている良好な日ロ関係の経緯、多極化を目指すロシア外交、米ロ首脳会談の橋渡し役をした安倍首相、日中関係や米朝関係なども踏まえた日ロ関係、今後の国際会議の予定など、様々な情報の提供がありました。

 

講演する岩田明子氏


その後、基調講演を受けて、石川氏と岩田氏の対談形式で、日ロ交渉の現状、地政学的な日ロ連携の可能性と障害、北朝鮮情勢と日ロそれぞれの立場、北朝鮮、中国、アメリカも含めた相互関係などについて話し合われました。プーチン大統領、安倍首相の舞台裏のお話もあり、大変興味深い内容でした。



石川氏と岩田氏の対談







講演会風景



講師を囲んで


講演会のあと同じビル内にあるファカルティ・クラブで懇談会がありました。お二人の講師は参加者たちに囲まれ、話はつきませんでした。また元マッキンゼー・ディレクターの横山禎徳氏も懇談会の途中から加わり、さらに話がはずみ、暑さも忘れて楽しいひと時でした。













懇談会は横山氏も加わり大変賑わった



報告:菅野妙子
写真撮影:菅野妙子


特別講演会に参加して

FA研究会でロシアを取り上げたのは今回が初めてでした。旧ソ連崩壊以降、ロシアの存在感は急速に低下し、日本でのロシアへの直接的関心事は、文化、スポーツ以外では北方四島問題に限られ、それすらも薄れてきてしまっているような気がします。勿論、シリア、ウクライナ問題などへの関心はあるでしょうが、間接的です。

今回のNHKの石川様と岩田様による講演会ではロシア(プーチン)が示している政策について聞くことができ、大変参考になりました。政策の方向性は納得できます。中国の存在感が急速に大きくなる中で、日本はアメリカとの同盟関係を基軸としながらも、アメリカ自身が余裕を失いつつある状況下では、ロシアなど近隣諸国との関係を強化していくことが大きな課題です。こうした視点で、分かり難い「北方四島の共同経済活動」を考えて見ると、理解が広がる気がします。安倍政権のロシアへの取り組み姿勢にも理解が進みました。

石川様、岩田様、大変有意義なご講演、ありがとうございました。


FA研究会代表 小川哲夫(7期)


MBI Foreign Affairs MBI Event Home