[フィンランド紀行(2)]
(July 20-31, 1998)

私は7月19日から2週間、またフィンランドへ行ってきました。今回の目的は、森と湖に囲まれた静かな場所で、養生を兼ねながら音楽を楽しむことでした。

クフモ(ヘルシンキから北東700キロ、ロシア国境まで40キロ)という小さな田舎町では、7月の中旬に2週間、「クフモ室内音楽祭」があります。昨年も行ったサヴォンリンナでは7月に1カ月間、「オペラフェスティバル」があり、世界中からオペラファンが集まります。今年は、幸運にもこの二つの音楽祭を十分楽しむことができました。

報告者 菅野妙子 (Taeko Sugeno, McKinsey MBI)



Finland Scenery (Kuhmo)

フィンランドでは、このような風景がいたる所にある。
好きな風景の一つである。


Kuhmo Art Center (Kuhmo)

1993年に完成したクフモ音楽ホール。このホールには、600人収容のコンサートホールと、いくつかの音楽教室のレッスン室がある。ホールは木材が主体として造られ、音響効果もよく、温かみがある。現在は、この2週間の音楽祭に、世界各地から延べ4万人の聴衆が集まる。


Kuhmo Library (Kuhmo)

人口1万3千人の町に、こんな立派な図書館(11万冊蔵書)がある。フィンランド人は読書量が世界一で、その中でもクフモ市民は読書量が多いそうだ。(年間一人当たり38冊借りている)

遠く離れた人々のためには二台の巡回「図書館バス」(各4,500冊)があり、住民は1カ月借りられる。湖に面した窓側には、自由にいつでも閲覧できるよう、椅子とテーブル、ランプが備え付けてある。こんな図書館なら、読書したくなる。


Lammasjarvi Lake (Kuhmo)

クフモ音楽ホールの前にあるランマスヤルヴィ湖。市民の憩いの場でもある。湖畔では、ベンチで安らいだり、散歩したり、サイクリングしたりしている姿がよく似合う。

湖を見ると安堵感を覚える。海と違い波はなく、湖の果てには森が見え、守られている、と感じるからだろうか。


The Olavinlinna Castle (Savonlinna)

毎年7月、サイマー湖に浮かんでいる古城、オラヴィ城の中庭でオペラフェスティバルが開催される。午後8時開演のオペラを観るためにこの橋を渡り、会場に入る。2,200の座席はいつも満席だ。

夜の7時半でも真昼のようだ。そう、今は白夜だ。ベルディの「運命の力」など、他3曲を楽しんだ。


Tallinn (Estonia)

バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の一番北に位置するエストニアの首都タリンの旧市街。(トームペア城から望む)

ヘルシンキから高速艇で片道1時間半(運賃往復約7千円)、日帰りできる距離(85km)だ。

旧市街は中世そのままのパステルカラーの街並みが保存されている。ベルギーのブルージュを彷彿とさせるような街だ。


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