第9話 (9.30.2004)
「ロンドン旅行」


9月22日より一週間、
家族と久しぶりにロンドンへ出かけました。

車椅子持参でのロンドンは初めてです。
成田空港内・ヒースロー空港内は
完全バリアフリーで全く問題ありませんでした。

下の話で恐縮ですが、飛行機の中で困ったのはトイレです。
行きの飛行機は座席の左隣がトイレでしたので良かったのですが、
帰りの座席はトイレから3座席ほど離れておりました。
トイレの数は乗客の数との比較において少ないので、
いきおい頻繁に利用されます。

次の利用者はトイレの傍で立って待っていることがしばしばでした。
私はトイレの傍で立って待っていることが出来ません。
様子を窺がってトイレが空いた段階でトイレに向かうのですが、
掴まり立ちですのでトイレまでたどり着くのに時間がかかります。
その間に次の人が現れてトイレに入ってしまいます。
トイレの順番待ちをスチュアーデスにお願いするのも気が引けて。

ロンドンへ出かけたのは、
私がロンドン駐在時に親しくなりました
ご家族の娘さんの結婚式出席のためでした。
私は通算10年ほどロンドンに住んでいましたが、
英国式の結婚式出席は初めてでした。

結婚式はロンドンの南西、車で一時間半の距離のギルホード地区の
クランドンパークの中の元貴族の館(マナーハウス)で行われました。
築後800年の建物です。
古色蒼然ですが決して老朽化しているとの印象はありません。
正面玄関からロビーへのアプローチは10段ほどの階段でした。

車椅子の私は上がれません。
すると同館の世話役をしている50年配の典型的なイギリス婦人が、
傍の係員に何かを指示しました。
しばし待っていると、その係員が台車のようなものと、
車椅子を持ってきました。
私は持参の車椅子から同館備え付けの車椅子へ乗り換えさせられました。
その車椅子の下に台車を差し入れ、
車椅子を台車に固定しました。

台車の車は戦車のキャタピラのようなもので、
階段、一段一段を咥える形で車椅子ごと引き上げるのです。
勿論、台車は電動式です。
かなりユックリした速度でありますが、
乗っている私は全く不安を感じませんでした。
面白いものが用意されていると感心しました。
日本では見たことがありません。

日本の結婚式との違いをいくつか感じましたので下記します。
まず、招待状・当日の式次第・食事のメニュー等には
新郎と新婦の名前が冒頭に書かれています。
日本では新郎が先、新婦が後に書かれますが、
今回は新婦が先に書かれていました。
レデーファーストの国だからでしょうか?

次に、親族を代表して日本では新郎の父親が挨拶をしますが、
今回は新婦の父親が挨拶しました。

最後に、披露宴の後にダンスの時間が設定されています。
新郎・新婦を中心に出席者全員参加のダンスパーテーです。
午後3時半の挙式から始まり、
ダンスパーテーの終了時間が午後11時半です。
イギリス人というのはタフな民族なのですね。

でも新婦が結婚式の主役と言う点は日英共通と感じました。

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